おなかが空いたら足から食べて

ライターによるいろいろなことです

はじめての仕事は、殺人事件の取材でした。

社会にでてはじめての仕事は、殺人事件の取材でした。そんなときのことを、2杯のお酒とホットカルピスで思い出しました。

ひどい命の落とし方をした女の子のご家族が加害者をみつめる姿を取材しました。(たぶん)冤罪で死刑になった人もいました。容疑者の家族とお付き合いもしました。その人を騙せと言われたこともありました。

はじめて本気で好きになった人のことも話しました。2杯のお酒とホットカルピス片手に、「ぐさっときたことは、良いことも悪いことも、きっと一生忘れないね」と話し合いました。話を聞いてくれ、言葉を返してくれた友人。共有できるのが、生きてることの幸せなのかも。

いまは幸せがまわりにたくさんあって、誠実だったりちょっぴり嘘をついたりもしながら、好きなことをして笑ってます。きっと誰にでも、人生振り返ってみて、映画みたいなこと演劇みたいなことそんなものにはならないことがあると思います。どれもが目の前をざあっと過ぎていくから、みんな人を憎んだり愛したりしてるんだなって思いました。

それは、きょう話を聞いてくれ、言葉を返してくれた人がいたから思ったので、そんな時間がもてることに、ありがとう。2杯のお酒とホットカルピス。3段重ねのパンケーキ。明日はでぶです。